2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

非常勤講師の悲哀と公務員ワークシェアリング

非常勤講師の悲哀 知りあいの高校美術講師がこの3月で首を切られることになりましたにゃ。ここやここに出てきた僕の友達とは別人にゃんが。 彼女は困っておるよ。で、何とかできにゃーものかと、いろいろ考えてみた*1。 まず、非常勤講師の置かれた状況をば…

ダメなハラスメント定義を切る

ナルシストランス宣言について http://www.geocities.jp/rits_queer/関連のお話ですにゃー。 この話題については、トランスジェンダーとからだ - キリンが逆立ちしたピアスあたりが見た範囲ではまとまっていると思いますにゃ。 これについては「見てないから…

国家は失敗する、市場も失敗する

某掲示板でだいぶ前にお奨めしてもらった「市場対国家」を読みましたにゃ。市場対国家―世界を作り変える歴史的攻防〈上〉 (日経ビジネス人文庫)作者: ダニエルヤーギン,ジョゼフスタニスロー,Daniel A. Yergin,Joseph Stanislaw,山岡洋一出版社/メーカー: 日…

日本のシャチョさんと愚民政策(追記アリ

はてなブックマーク - 不当解雇に泣き寝入りの事例なんて世の中にごまんとあるというのに - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ! ここでブクマコメしたやりとりを補足いたしますにゃー。 まずは、ここであったやりとりを時系列にそって配置 「正社員は解…

カツラを使わずハゲを克服する7つの選択肢

とっても役に立つライフハック記事を書いてみますにゃ。 イラストは僕の相棒が書きましたにゃ。 第三の選択肢を発見 近所のラーメン屋に入ると、パンチパーマのおっちゃんがラーメンをすすっておりましたにゃ。で、このパンチが尋常のパンチではなかった。う…

男の収入の使い方、女の収入の使い方。あと応答

では昨日の追記で予告した応答エントリ+αですにゃ。 いつもカロリーの高いネガブコメを供給していただくmetalbabbletoとMidasのお二方に感謝。底の浅いバカのタワゴトDISは僕の大好物だにゃ。 metalbabbleセンセイへ id:metalbabble 子殺しに女親が多い事は…

男はフェミである必要などまったくない(追記アリ

Q.だれが飢えに苦しんでいるのですか? A.飢餓というと、1984年から85年にかけて起こったエチオピア飢饉の被災者、バングラディシュで起きた洪水によって家を失った人々やコンゴ共和国での紛争から逃れてきた避難民たちを思い浮かべるかもしれません。確か…

ありもしない境界を強化するヒトタチ

http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/2-43af.htmlを読んで、思いついたことをメモ代わりに。 リンク先で触れられている福岡伸一や団まりなの「できそこないの男たち」「雌が基本で雄は上乗せ」とかいった主張って、実は典型的なジェンダーの再生…

舌打ちにのたうつ40♂

ウチのアトピー4歳児の薬をもらいにいきつけの小児科にいったときのことですにゃ。 40♂の僕が、いつものように月刊マーガレットを読んでいると、隣で小学校低学年の男の子とお母さんの会話が耳に入ってきましたにゃ。 男の子が何か言うたびに、お母さんが…

自然科学と呪術のイチバン大切な違い

A)僕たちはありもしないものを見る 【呪術は全面的な因果性をその公準とする】ネタの続きというか補足というか。 僕たちはランダムなパターンの中に何らかの意味を見出すような心性を生まれつき持っているようですにゃ。インチキやプリントミスでない心霊…

派遣村叩きに見られる呪術思考(追記アリ

「派遣村」にジミンのおっさんが出かけて、「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まってきているのか」と呆言し、公的に叩かれているけれど、ネットのある部分ではとても擁護されているとかにゃんとか。 2chとか やふのコメントとか直接見ると頭に…

鏡に映った桃太郎はドロシー@オズの魔法使

家の4歳児向けに「オズの魔法使」DVDを購入しましたにゃ。安いやつ。 で、見てみたらびっくりしたのでエントリにしますにゃー。 何がびっくりしたかって、日本の昔話である「桃太郎」との細部に至るまでの反転・変換がなされていたことですにゃ。ググっ…

憑きものというスティグマ

小松和彦「憑霊信仰論」をテキストにして、呪術思考で富の偏在などを説明するという例を以下に示しますにゃ。憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)作者: 小松和彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/03/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回…

勉強のできる子には犬神が憑く

これで学歴社会なの? 最近、電車の中で中学生がこんな会話を交わしていました。 「頑張って東大に入れたとしても、親が土地を持っている奴らにはどうせかなわない」 「そうだ。人生ってばからしいよな。」 中央公論編集部編「論争・中流崩壊」の冒頭で紹介…

ふしぎなことに

今日からあたらしい1年が始まるのだそうです。 どうやら僕たちは、連続しているもの・繰り返すものに区切りをいれて、 名をつけたり水に流したりせずには生きていけない生き物のようです。 繰り返しのなかで、何かが変わるのだと思いたいのかもしれません。…