批判の自由を認めないで、表現の自由を主張するfurukatsu(訂正追記アリ


私、ハーバーマスとかあまり好きくないのですが、ぶっちゃけ公共圏って村八分リンチ上等という結果しか見えない。

ぶっちゃけ、村で多数派工作かけて気に入らないやつ潰していくという方針を取らなきゃならなくなる*1。

だからid:tikani_nemuru_Mの議論とか、公共圏の名の下に凌辱ゲームやプレイヤーをはじめ気に食わないやつをフクロ&村八分にしてやろうという魂胆しか見えない。


http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20090701/1246470760


furukatsuは、表現の自由金科玉条として、ヘイトスピーチの自由まで認めていたと理解していますにゃ。それはそれで、一貫しているとは思っていたのですけれどにゃー。


彼は、ヘイトスピーチする自由は認めても、議論でフルボッコにする自由を認めていにゃーらしい。ヘイトスピーチの自由すら認めるのであれば、それへのカウンターとしての批判が激烈なものになるのも当然のことなのに・・・・


コメントもしたけれど、表現の自由をあくまで主張する意見の持ち主のひとりが、「この程度」であったことは周知されてよいと思うので、エントリにあげておきますにゃ。


参考
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090702/1246468957#c1246501752

訂正追記 3日12時過ぎ

id:proletariat
下の地下猫さんのブクマコメが正しかろうと、エントリで書いてることとは全く別じゃないですか。訂正してから、furukatsu氏への批判を書けばいいのに。


にゃるほど。
では以下のように訂正しますにゃ。


リンク先の議論は、「〜という魂胆にしか見えない」と他者の内心をかってに決めつけたものでしかない。*1「嫌いだから信用しない」として議論を根拠なく全否定しているだけだ。
公共圏についての十分な説明がなされていないことに問題があるのかもしれないが、ハーバーマスの議論についてはざっとした見取り図はあげてある。リンクも何度もしている。

これをさらに突っ込んだものは僕には困難だ、考えてはいるがまとめる自信はない。


ところが、彼が根拠なしに否定している公共圏とは、
「政治的公共圏の理念とは、言説の公開性と他者との共同性を組織原理とした、自由なコミュニケーション空間の設営であると定式化できよう」
まさにこれは、表現の自由を現実化して実効的なものにするための圏域であり、極めて限定的だがネットの議論の最良のものにおいて実現されていると僕は判断しているものだ。


つまり、好き嫌いで判断し、他者の目的と勝手にでっちあげて、討議空間を否定している。概念が属人的になっている。で、自分が好き嫌いでしか判断していないので、他者も好き嫌いでリンチをするものだとしか思っていない。幼稚な妄想だ。
自分が「リンチされる」と勝手に思い込んで討議空間を否定し、先回りして属人的なものをもちだして、つまり批判にあらかじめヒモをつけようとしている。
相手の意図や目的を妄想して発言するのは、批判とはいわない。鳴いているだけだ。
その鳴き声はヘイトスピーチする自由を掲げながら討議空間を否定している。


蛇足だが、好き嫌いでいえばfurukatsuは嫌いではにゃー。本人がヘイトスピーチを垂れ流すわけでもなければ、リング外から石をなげるわけでもにゃー。応答にはちゃんとのってくる、いささか馬鹿正直にね。そういう論者を嫌う理由などにゃーだろ。馬鹿はお互い様だからにゃ。

*1:一連の議論において、当初は「法規制を意図していない」と何度いっても通じなかった。排除を意図した発言をした憶えはないのだが、今は僕が排除を意図しているという思い込みのブクマやコメントが目立つ。