もう非武装中立しか現実的に選択肢がない!


Apemanの別館にコメントしたことなんだけど、自戒をこめて自分のブログにも残しておきますにゃ。
僕は、自衛隊の制服組はリアリズムによって自らを律していると妄想していましたにゃ。この救いのにゃー思いこみを森羅万象に詫びたい。


ええ、もちろん件の田母神【論文】に絡んだ話ですにゃ。
あれを論文とよぶのははばかられるんだけど、一応は目を通しましたにゃ、眩暈しつつも。その内容はあっちこっちで突っ込まれてるので、まあいいや。僕も忘れたいし。


それにしても、あのヒデエ論文が一等賞とはにゃー。今回の論文コンテストでは、応募総数230の内、自衛官のものが50点、その頂点が田母神【論文】なんだろ?
田母神に対する利益供与が目的だったとかいううがった見方まであるらしいけど、この際僕はそうであって欲しいと願っていますにゃ。
だってさー、もしまともに田母神【論文】が一等賞だったとしたら、他の自衛官50人の書いたものは、あれ以下ってことになるだろ・・・・・*1


僕はね、妄想していましたにゃ。
制服組というのは、有事においては生命の危険を冒す存在であり、だからこそ政治的なイデオロギーよりも、透徹した軍事のリアリズムを行動指針としているものではにゃーだろうかと妄想してたんですにゃ。軍事的なリアリズムというのは、もちろん一面的なものではあっても、国民の生命・財産を守るため、その被害を最小限度にとどめるためのリアリズムというものはあるのだと妄想していたのですにゃ。
戦後日本の教育を受けた世代の制服組に、それなりの軍事リアリズムがあると妄想してしまっていましたにゃ。


政府の公式見解と異なるのは大目に見ますにゃ。自衛隊の存在を歴史的に正当化したいという欲求もあっていいだろ。
しかし
制服組トップの無能は許しがたい。ああ、制服組トップの脳内がお花畑だったなんて・・・・


旧日本軍中央のお偉いさんの脳内がお花畑であったおかげで、いったいどれだけの日本人が【犬死に】させられたことか。目茶苦茶な作戦立案で武器弾薬どころか食料の補給までされず、南方で飢えとマラリアでのたうち回って死んでいった兵士を実質的に殺したのは、脳内お花畑のお偉いさんではにゃーか。


自虐史観とか、日本人はまともに戦争もできなくなったとかいう意見を聞くけど、それも仕方にゃーんだよ。なんせ旧皇軍の中央が無能すぎたし、現場のお偉いさんはカスすぎたにゃ。精神論で自国の若者をぶち殺しまくり、満州では民間人を見捨てて逃げ出し、沖縄で集団自決を強要したんだからにゃ*2
軍人なんてものを一切信用しにゃーことこそ、下々のリアリズムだったわけよ。


そういうことはわかっていたつもりで、やはり僕はわかってなかったんだにゃ。
今の自衛隊は、旧皇軍とは違うと思っていたなんて、ルノアールのココアのように甘い。自衛隊にリアリズムがあるとにゃんとなく思っていたなんて、にゃんと僕は愚昧なのだろうか。
耐震擬装のホテルグループから賞金名目でカネをもらっていた、なんてのも旧皇軍の虫けらどもをしっかり連想させますにゃ。
今の自衛隊も、若者を消耗品のように殺し、民衆を見捨て、あるいは自決を強要するようなシロモノである疑いがでてきちゃいましたにゃ。


だめだ、こんなもん。
他国の侵略軍よりマシである保障すらにゃーぞ。もう解体しちゃえ。


選択肢は非武装中立だけかよ・・・・・これは旧社会党の芸風ではなかったのか・・・
(泣きながらタメイキ
・・・・なんでこんなことになっちゃったんだろ(しくしく

*1:まあ、審査員が審査員なので、まともな論文はすべて落とされた、というのもすんごくありえるけど

*2:強要でなければ、戦前日本は洗脳カルト国家。http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20080625/1214367856 を参照のこと