外国語の発想

はてなブックマーク - うすら馬鹿に見える7つの言い回し - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake
ブクマコメより引用


mobanama  英語 "としてはやや破格だが意味が通じないわけではなく、かえってなにかいわくいいがたいニュアンスを与えてくれる。外国人の話す言語というのはそれでいいのだと思う"米国だけが世界じゃないという件も同意!


y_arim グローバル化とは「アメリカ人とうまく話せるようになる」ことではないよ、と。「日本人英語」で渡り合うのがたぶん真の国際化。


を読んで思い出したどうでもいい話。


だいぶ前に、隣町にタイ料理屋が開店し、さっそく何度か通ううちに店のおばちゃんと話をするようになりましたにゃ。ところがこのタイ人のおばちゃんが日本語鋭意習得中だったんだよにゃ。つまりあまり日本語がわからなかったんだよにゃ。
でも、1年ほどしたらだいぶ日本語にもなれてきたようでしたにゃ。
で、おばちゃんは日本での生活がタイヘンだよという。
「日本タイヘンね」
「何がタイヘンなのかにゃ」
「日本寒いね」
「そりゃタイと比べればにゃ。でも夏は日本も暑いだろ」
「うん、日本暑いね。寒いと暑いあってタイヘン」
「そうかもにゃー」
「日本、暑い・暑くない・寒い・寒くない、あってタイヘン」
これには感心したのですにゃ。
暑い・寒い、と否定だけで日本の四季を言い表していますよにゃ。暖かいとか涼しいとか使うより、かえって味があるというか。


「じゃあ、タイはどうなっているのかにゃ?」
「タイは、暑い・雨降る・雨降らない だけよ」
おお、暑季・雨期・乾期を見事に表している!
うむうむ、確かに「ガイジン」の日本語というものは味わい深いものだにゃ。
「そういう発想はなかったわ」ということがありますにゃ。


逆に、日本語の発想が外国語にとって面白いということもあるみたいですにゃ。
ウォール街で金融の仕事をしていたという経歴で日本の大学でビジネス英語を教えていた米国人飲み友達*1と酒を飲んでわい談をしていた時、
「日本では奥さんだけとしかせくーすしない♂を、one-hole-animal(1穴動物)って言うんだぜ」
と言ったら10分ほど笑った揚げ句に友達(米国人ビジネスマン、エリートのはず)に電話して、そいつも大爆笑してたにゃ。あんまりゲラゲラ笑うものだから、こいつらホントに教養ある米国人なのかと疑ってしまいましたにゃ。きっと酒のせいだとは思うんだけど。
こいつに教えてもらったメリケンの下品なジョークはほとんど忘れてしまいましたにゃ。記憶力に難があるうえに飲んでたからだろうけれど、残念でならにゃー。
ああ、脱線してわい談で話がおわってしまった。

*1:酒がはいるとカーペンターズの悪口を言っていた