図書館にホームレスを押しつけているのは誰か（追記アリ
ほほう、前回エントリの追記で資料もリンクしたけど、まだ「思考の失敗」タグとかつくかー。
何人かのブクマコメに直接応答しておくかにゃ。
id:utushi
「「公立図書館は行政機関なんだからホームレスの人権保護もやれ」とか。なんのための分業社会だよ。」
id:Yagokoro
「行政機関みんな一緒くたって率直に言って馬鹿じゃね？問題は必要な権限と人員と予算だろ？それが無い所には責任はないね。現場は建前じゃまわんねえよ。」
id:satromi
「雨宿りも許容されてるだけで湿気という意味では排除されるべき／そもそも行政機関だと捉えるのが筋違いだと現場は悲鳴を上げてるのに…」
へ？
ホームレス対策の分業って機能してたっけ？ 行政が有効な対策をとってにゃーから図書館の現場がそのツケをかぶっているんでにゃーの？
- １）公立図書館っていうのは「客」から見たら行政側であることは事実
- ２）公立図書館はその理念上誰でも受け入れなければならない
- ３）行政が有効なホームレス対策をとってないのが恒常的な状態
（１）〜（３）の条件がそろえば、図書館にホームレスがくるのも、図書館側がむげに拒否できにゃーのも必然だろ？
- 行政が図書館にホームレスを事実上押しつけている
ということですにゃ。そして、この押しつけによって、図書館利用の自由という理念が脅かされているわけだよにゃ。
私が思うに、問題とされているのは一義に排除それ自体ではなく、排除の正当化とそのために用いられる論理だろう。臭いのために図書館がホームレスを「排除」せざるをえないときもあることと、臭いを理由にホームレスの排除を正当と公式に主張することは、まったく違う。後者について問われているのが現在の議論だろう。
この見解に同意するにゃ。
僕は図書館に「行政機関の一端である責任」は求めているけど、ホームレス問題をすべてひっかぶるべきだと求めるつもりは毛頭にゃー。図書館にちゃんとリソースを配分して対策をとるべきだし（そもそも単純に強制排除するにしたってそれなりのリソース配分が必要）、そもそも行政がちゃんとホームレス対策をしなければいけにゃーことは自明。
最初から行政の責任だといっているけど、どっかオカシイかにゃ？
図書館にホームレスを押しつけているのは、馬鹿サヨクではなくて行政なんだよ。
ま、ホームレス対策にびた一文出したくないというのが住民の意向であれば、図書館での不快は自業自得だと思うけどにゃ。
追記で応答 20：15ごろ
id:Yagokoro
「反論になってないにゃ。行政が図書館に責任を押しつけているなどという根拠は無いにゃー、それには権限と人員と予算の手当が必要だにゃー。つまり、責任の定義がおかしいにゃー。」
いや、根拠といわれても、僕は【事実上】の押しつけだと書いたんだけど・・・
僕は現実を直視しようといっているんだにゃ。現実を直視しにゃーで空理空論をぶつのはバカサヨだよ？
権限と人員と予算の手当てをつけるのが、まっとうな責任のとらせ方。
しかし、公立図書館に差別が許されにゃータテマエがあることに、【事実上】つけ込んで、【不当な】押しつけを行政がしているのだといっているのですにゃ。
ホームレス支援がうまくいっていれば、そもそも図書館にホームレスがあふれることなんてにゃーという、きわめて明快なことをいっているのですにゃ。
コメント欄のe10goの投稿もご参考に。
